サウナの効果『医者が教えるサウナの教科書』うつ病・自律神経・美肌・ダイエット

サウナ 生活のわだち
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今やサウナは、「おじさんの娯楽」というイメージが払拭され、一流ビジネスマンや若者、女性にまで普及する「スマートな生活習慣」という印象が強くなりました。

2019年に放送されたテレビドラマ「サ道」の影響や、芸能人がサウナ好きを公言したことが要因でしょう。

そして何より、単にサウナが娯楽的に扱われているのではなく、体やメンタルのコンディションを整えたり、ビジネスでの意思決定力を高めたり、健康をもたらす習慣として認識されたことが注目の最もたる要因でしょう。

今回は「医者が教えるサウナの教科書」という書籍をもとに、医学的な観点から、サウナの「ととのう」の真相や、その効能について解説していこうと思います。

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「ととのう」の正体とは!?

サウナ好きの共通言語として「ととのう」という言葉が存在します。ドラマ「サ道」でも、サイケな映像をバックに「ととのったあ」と主人公が口にするシーンが印象的です。

サウナの基本セットを実践したことがある人は、この「ととのう」を感覚的に経験していると思います。言葉で表現するのは困難ですが、多少ふわっとした多幸感があり、非常にリラックスしているのに頭は冴えているという不思議な状態ではないでしょうか。

この不思議な「ととのう」という感覚には、ちゃんと医学的な根拠が存在します。

人間には自律神経という心身の状態を司る機能があります。交感神経は興奮状態を、副交感神経はリラックス状態を活性化させます。サウナにはこれら2つの自律神経を刺激する効果があります。

サウナ室に入ると、最初は「温かい」という心地良さから副交感神経が優位になります。次第に「熱い」に変わると、今度は交感神経が優位になり興奮状態になります。サウナ室から外に出ると交感神経は緩やかになるのですが、水風呂に入るとまたしても交感神経が刺激されます。

過度に「熱い」「冷たい」という状態は本能的に生命の危機を錯覚させるため、脳ではアドレナリンが分泌されます。そして水風呂を出た後に外気浴をすると、「生命の危機を回避できた」と脳が認識し、副交感神経が優位になってリラックス状態になります。この時、血中にはまだアドレナリンが残っているため、意識は鮮明な状態が保たれます。すると、「リラックス」と「頭が冴えている」という相反する状態が同居することになります。

これこそがまさに「ととのう」という状態の真相です。

自律神経は副交感神経優位なのでリラックス状態なのですが、血中にはアドレナリンが残っているので、眠いわけではなく、むしろ意識は研ぎ澄まされます

サウナ後の脳は、「瞑想をした状態」に近いとも言われています。

一流ビジネスマンがサウナを習慣化する理由

一流ビジネスマンがサウナ好きを公言することで、「仕事ができる人間はサウナに通っている」という印象が定着しました。しかし「サウナに通っているから仕事ができる」と表現する方が正確です。

いささか自己啓発本のような滑稽な構文になりましたが、あながち間違いではありません。その真意は、「効率的に脳をオフ状態にできると、いざという時に高いパフォーマンスを発揮できる」ということです。サウナにはその効果があるのです。

人間の脳は、物事に集中せずぼーっとしていても、無意識に色々なことを考えてしまい、それだけで脳の70%〜80%のエネルギーを消費しています。逆に物事に集中して消費されるエネルギーは全体の5%程度です。つまり、脳のエネルギーのほとんどは知らないうちに消費され、何もしていないのに疲れてしまうわけです。

この「無意識の脳疲労」は、心を自分の内に向かわせる内省的な状態にしてしまうため、酷い場合は統合失調症やうつ病や不安症を招きます。しばしばメンタルが弱いと言われる人間は、脳を休ませることが下手なのです。

目まぐるしい社会を生きる我々にとって、この脳疲労は致命的です。そのため、いかに脳をコンディショニングするかで、ビジネスマンの言う「できるできない」の差異が生まれます。行動的・意欲的な成功者は、自分の脳を休ませる習慣を実践しているわけです。

昨今では「瞑想」や「マインドフルネス」が注目されていますが、同様に脳疲労を改善する手段の1つとして「サウナ」が人気なのです

サウナが脳に与える効果

脳疲労の回復

サウナには、前述の「無意識の脳疲労」を抑制させる効果があります。

サウナ室はお風呂とは異なり、熱伝導率が非常に低い空間であるため、100度近い高温の中でも火傷せずにいられます。意図的にこのような過酷な環境に身を置くことで、余計な思考が遮断され、「無意識な脳エネルギーの消費」が抑制されます。

脳がスッキリする」「悩みごとが少なくなる」といった実感をサウナで得られるのは、脳のエネルギー消費を停止させることで、脳疲労が回復するからです。

集中力と決断力アップ

サウナに入ると「α波」というリラックスしている時に出る脳波が正常化します。

この「α波」が適切な状態になると、邪念や非効率な思考が改善され、集中力と決断力が向上します。

ネガティブな外的情報に対しても鈍感になるため、あれこれ先のことを考えたりして心配になる思考が遮断されます。

「α波」はよくワーキングメモリと例えられることがあります。コンピュータのCPUや、作業机の大きさのようなもので、容量が大きければ作業効率もアップします。逆に「α波」が異常をきたすと、ぐちゃぐちゃの作業机で、何から手を付ければいいのか判らないような状態になります。

ビジネスパーソンがサウナを習慣化するのは、「α波」の効能によるスピーディな意思決定力を期待してのことでしょう。

アイデアとひらめき

サウナに入ると、脳の部位である頭頂葉の右側で「β波」が増加します。

頭頂葉とは感覚や認識や情報を司る部位で、その右側は音楽や空間把握や発想力の役割を担っています。

つまり、サウナで右側頭頂葉のβ波が増加すれば、感覚を司る機能が活発になるため、アイディアやひらめきが舞い降りやすくなるのです。

ドラマ「サ道」では、無能な社員がサウナに通い出したことで、魅力的な企画を思いつくという物語が描かれていました。まさに、サウナによって脳の感覚領域が活発になった恩恵でしょう。

自律神経が整いメンタルが安定化

サウナの一連の流れによって、自律神経が刺激されると説明しました。

人間の精神的なバンランスとは、交感神経と副交感神経が交互に作用することで保たれています。どちらか片方が働かないだけで、心身ともに不調を起こしてしまいます。躁鬱などの精神病や、消化不良や免疫力低下などは、根本的に自律神経に起因しています。

サウナによって自律神経を刺激すると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われるようになり、結果的にメンタルの安定に繋がります。

また、サウナは睡眠の質を激的に向上させます。サウナ室の高温では体の中心の温度が高くなります。その後、外気浴によって副交感神経が優位になると、抹消の血流が増加し、体の中心の熱は手足へと移ります。この「中心部は下がり、抹消は温かい」状態こそが睡眠の質を向上させるスイッチになるわけです。

実際にサウナに入った場合、深い睡眠の時間が約2倍になり、脳や体の疲労回復が著しくなります。無論、睡眠の質が向上すれば、自律神経も快調になります。

複合的な要因で不調を起こす自律神経は、サウナに入るだけで多面的なアプローチで改善されるため、メンタル安定に欠かせないわけです。




美肌効果もあり!

今やサウナの女性人気は想像を絶するものです。モデルや女優など、若者のセックスシンボルがサウナ好きを公言したことで、女性専用サウナなどの施設も一気に普及しました。

なぜ彼女たちが習慣的にサウナに通うのかと言うと、もちろん美容にまつわる効能があるからです。

サウナによって深部体温が38度を超えると、「HSP」という修復成分が分泌されます。とりわけ、サウナ室では皮膚表面の温度は即座に40度を超えるため、肌の細胞修復が活発に行われ、美肌効果が期待されます。紫外線のダメージを修復し、シミ防止にも繋がります。

深部体温が38度を超えた時点で分泌されるHSPは、その後も継続的に放出され、4時間後にピークに達します。そのため、サウナに行ってから4時間後までにベッドに入ることができれば、細胞の修復が最大限享受できます。

ちなみに、顔の皮膚表面に着目すると、お風呂や岩盤浴ではHSPがほとんど分泌されません。女性の場合、サウナよりも岩盤浴を好む傾向がありますが、美肌効果を最大限に発揮したい場合は、サウナが推奨されます。

やせ体質を実現できる!

サウナに入ると、甲状腺ホルモンが増えるので、代謝が上がり、やせ体質になります。

ここ数年、ファスティングが流行しています。「空腹こそ最強のクスリ」という書籍が大ヒットしたことで、16時間の断食を実践している人も多いでしょう。(私も実践しています・・)

人間の体には、飢餓に備えて食事で取り入れたエネルギーを脂肪として貯蓄する仕組みがあります。そのため、空腹の状態を意図的に作らないと貯蓄したエネルギーは消費されないのです。この代謝のスイッチを司っているのが甲状腺ホルモンです。

甲状腺ホルモンが分泌されれば、代謝のスイッチが切り替わるため、貯蓄したエネルギー、つまり脂肪を燃焼させることができます。

ファスティングの場合は丸1日かけないと脂肪にアプローチできませんが、サウナの場合は20分〜30分入るだけで実現されます。

ただし、サウナ前に糖分を摂取すると、甲状腺ホルモンは分泌されなくなります。したがってサウナ前の食事はNGです。あるいは、サウナーが好む「オロポ」や「アクエリアル」などのドリンクも、ファスティング効果を狙うのであればNGです。




まとめ

  • ととのう」とは、副交感神経優位のリラックス状態と、血中のアドレナリンの同居により、感覚が研ぎ澄まされた状態を指す
  • サウナに入ると脳疲労を軽減できる
  • 「α波」によって集中力と決断力が高まる
  • 外部のネガティブ情報に鈍感になる
  • 「β波」によって、アイデアがひらめきやすくなる
  • 自律神経が刺激され、メンタルが安定する
  • 睡眠の質が2倍向上し、激的に疲労回復する
  • 「HSP」の分泌によって美肌効果が期待できる
  • 甲状腺ホルモンの分泌で「やせ体質」になる

以上、サウナを習慣化することで得られるメリットを厳選して紹介しました。

他にも心臓病や認知症のリスクを激減させるなど、様々な効能が期待されます。その全てをここに書き起こしたらキリがないため、今回は私が特に注目するメンタル面にスポットを当てて紹介しました。

その他の詳しい情報は「医者が教えるサウナの教科書」を読んでください。

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