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本記事ではオーディブルで聴くことができる、芥川賞作品おすすめ10選を紹介します。
目次
①『コンビニ人間』村田沙耶香
作者 | 村田沙耶香 |
発表時期 | 2016年 |
受賞 | 第155回芥川賞 |
再生時間 | 3 時間 42 分 |
■作品紹介
30代、恋愛経験なし、コンビニ店員の女性の物語。結婚や出産など、世間的な幸福に適応できず、周囲から異物と扱われる生活の中で、「普通の人生」とは何かを問う。
コンビニで働く作者の体験を元に執筆。選考委員の村上龍は、「この10年、現代をここまで描いた受賞作は無い」と絶賛した。
②『火花』又吉直樹
作者 | 又吉直樹 |
発表時期 | 2015年 |
受賞 | 第153回芥川賞 |
再生時間 | 4 時間 25 分 |
■作品紹介
売れない芸人・徳永が、先輩芸人・神谷と出会い師弟関係を結ぶ物語。奇想の天才でありながら世間に認められない神谷との交流で、笑いの哲学を学び、同時に夢追人の苦しい葛藤にぶち当たる。
お笑い芸人ピース又吉直樹のデビュー作。発行部数は『限りなく透明に近いブルー』を抜いて、芥川賞史上1位を記録した。
③『推し、燃ゆ』宇佐見りん
作者 | 宇佐見りん |
発表時期 | 2020年 |
受賞 | 第164回芥川賞 |
再生時間 | 3 時間 34 分 |
■作品紹介
学校でもバイト先でも家庭でもうまくいかない、女子高生あかりの唯一の生きがいは、男性アイドル真幸を「推す」ことだった。そして物語は、推しがファンを殴って炎上した場面に始まり、その事件はあかりの生活に大きな影響を与える。
歴代3番目の若さで芥川賞を受賞した宇佐見りんの2作目。「推し文化」を題材に、孤独な少女の切実な自尊心が描かれる。
④『ブラックボックス』砂川文次
作者 | 砂川文次 |
発表時期 | 2022年 |
受賞 | 第166回芥川賞 |
再生時間 | 5 時間 27 分 |
■作品紹介
自転車便「メッセンジャー」で生計を立てる青年の物語。経済的にも肉体的にも、生涯続けることが難しい不安定な職種。そんな現状から抜け出せない焦り。人と関わるのが苦手で、癇癪持ちの青年は、ある事件をきっかけに真っ暗な世界に堕ちてしまう・・・
経済低迷やコロナ禍、ウーバーイーツの台頭など、2020年代の日本人の不安が緻密な文体で描かれる。
⑤『むらさきのスカートの女』今村夏子
作者 | 今村夏子 |
発表時期 | 2019年 |
受賞 | 第161回芥川賞 |
再生時間 | 3 時間 57 分 |
■作品紹介
近所の公園に出没する「むらさきのスカートの女」は、子供たちから揶揄われ、働いているように見えない、風変わりな女性だ。主人公の「わたし」は、彼女をストーキングし、同じ職場に招き入れることに成功する。主人公の目的は一体何なのか?
芥川賞史上最も不気味な作品と話題になり、近年TIKTOKでバズって再注目された。
⑥『蹴りたい背中』綿矢りさ
作者 | 綿矢りさ |
発表時期 | 2003年 |
受賞 | 第130回芥川賞 |
再生時間 | 4 時間 8 分 |
■作品紹介
女子高生ハツと、オタク男子にな川の奇妙な交流を描いた物語。にな川の部屋で自作のアイコラを見つけたハツは、愛着と苛立ちが交じった背中を蹴りたい感情を抱く・・・
17歳でデビューした綿矢りさが、最年少19歳で芥川賞を受賞した話題作。『限りなく透明に近いブルー』以来28年ぶりにミリオンセラーを記録した。
⑦『スクラップアンドビルド』羽田圭介
作者 | 羽田圭介 |
発表時期 | 2015年 |
受賞 | 第153回芥川賞 |
再生時間 | 3 時間 14 分 |
■作品紹介
28歳無職の健斗は、87歳の祖父を自宅で介護をしている。老人の苦痛を長引かせる日本の介護制度に疑問を持つ健斗は、過剰な世話で肉体と脳機能を弱らせる「足し算の介護」によって、祖父の尊厳死を企む・・・
老人介護の実態に切り込む社会派小説。又吉直樹の『火花』と同時受賞し話題になった。
⑧『乳と卵』川上未映子
作者 | 川上未映子 |
発表時期 | 2008年 |
受賞 | 第138回芥川賞 |
再生時間 | 3 時間 28 分 |
■作品紹介
豊胸手術の計画に取り憑かれたシングルマザーと、初潮を迎えた思春期の娘。自分を産んだことで失われた乳房を豊胸するなら、母はなぜ自分を産んだのか。思春期の少女の繊細な葛藤が描かれる。
今や世界中で評価される川上未映子の2作目の小説。大阪弁の文体が独特な本作は、日本文学の風景を変えたと評された。
⑨『パークライフ』吉田修一
作者 | 吉田修一 |
発表時期 | 2002年 |
受賞 | 第127回芥川賞 |
再生時間 | 4 時間 6 分 |
■作品紹介
日比谷線の車内で男は、偶然目についた広告をめぐり、見知らぬ女と会話を交わす。それ以降、たびたび日比谷公園で会って話すようになる。男女の微妙な距離感を通じて、何かが始まりそうで、まだ何も始まらない、現代特有の居心地の悪さが描かれる。
物語という物語がない本作は、村上春樹の初期作品との類似を指摘されることがある。芥川賞の選考会では、隅々にまで小説の旨味が詰まっている、と評された。
⑩『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子
作者 | 若竹千佐子 |
発表時期 | 2017年 |
受賞 | 第158回芥川賞 |
再生時間 | 4 時間 25 分 |
■作品紹介
夫に先立たれ、娘と疎遠になった75歳の女性の物語。孤独な生活の中で、脳内で会話をするようになり、家族と過ごした過去と、孤独な現在を行き来する。誰もが逃れられない老いについて、深く考えさせられる。
芥川賞史上2番目の高齢受賞となる話題作。東北弁の一人称と、標準語の三人称が混交する独特な文体が特徴。
その他の芥川賞作品
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