森鴎外おすすめ代表作7選|教科書の作品から隠れた名著まで

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森鴎外-(2) おすすめ作品

明治時代を代表する文豪・森鴎外。

天性の秀才ぶりを発揮して陸軍のトップまで上り詰め、そのかたわらで小説を発表したエリート作家です。

当時では珍しい海外留学を経験し、その体験を小説にしたことで特異な地位を築きました。

夏目漱石と並んで人気が高く、『舞姫』をはじめ多くの作品が教科書に掲載されています。

本記事では、森鴎外のおすすめ代表作7選を紹介していきます。

ブログ筆者
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①『舞姫』

■ドイツ留学の経験を題材にしたデビュー作

発表時期  1890年(明治23年)  
ジャンル短編小説
ページ数27ページ

■作品紹介
陸軍省で軍医を務める鴎外が、ドイツ留学の経験を元に執筆したデビュー作。今でも教科書に掲載される明治文学の名著。

■あらすじ
役人である主人公は、ドイツ留学中にエリスという女性と恋に落ちる。恋にうつつを抜かす彼は、役人を解雇される。だが奇跡的に訪れた復職のチャンス。恋か出世かの選択を迫られた彼の残酷な悲劇が描かれる・・・

古い文語体が読みづらい人には現代語訳版がおすすめ!

②『高瀬舟』

■政府を痛烈に風刺した社会派小説

発表時期  1916年(大正5年)  
ジャンル短編小説
ページ数15ページ

■作品紹介
江戸時代に実在した、罪人を島流しにする高瀬舟について描いた作品。鴎外の作品群で特にメッセージ性が強い社会派小説。こちらも教科書に掲載される名著。

■あらすじ
ある時、弟殺しの罪で捕まった男が高瀬舟に乗せられる。護送人は、弟を殺した理由を彼から聞き出す。そこには、安楽死と知足という、強烈な倫理テーマが隠されていた・・・

重たいテーマを読みたい人におすすめ!

③『阿部一族』

■一族の滅亡を描いた歴史小説

発表時期  1913年(大正2年)  
ジャンル短編小説
ページ数46ページ

■作品紹介
後年に発表された歴史小説。肥後藩の阿部一族が全滅した江戸時代の事件が題材になっている。創作背景には鴎外と親交があった乃木希典の殉死が大きく関係している。

■あらすじ
肥後藩の藩主が病状に伏したことで、側近が次々と殉死を願い出る。だが阿部弥一右衛門だけは殉死の許可が下りなかった。周囲が藩主のために死んでいく中、自分だけが命を惜しんでいると誹謗され、彼はついに切腹を決意するのだが・・・

歴史小説が好きな人におすすめ!

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④『山椒大夫』

説話を元に描いた家族の感動の物語

発表時期  1915年(大正4年)  
ジャンル短編小説
ページ数39ページ

■作品紹介
説話「さんせう太夫」を元に創作された後年の代表作。1954年には映画化され、ヴェネツィア国際映画祭で受賞し、海外でも高く評価された。

■あらすじ
行方不明の父を探して旅をする家族は、道中で船乗りに騙され、姉弟きょうだいは山椒大夫の奴隷に売り飛ばされてしまう。果てして姉弟は奴隷から逃げ出し、母と再会し、行方不明の父を探し出すことができるのか。家族の絆を描いた感動の物語。

鴎外のイメージが変わる1冊!

⑤『ヰタ・セクスアリス』

■自身の性欲の歴史を描いた問題作

発表時期  1909年(明治42年)  
ジャンル中編小説
ページ数192ページ

■作品紹介
森鴎外が自身の性欲の歴史を描いた問題作。大胆な性描写のせいで発禁処分を受けた。

■あらすじ
哲学教師である主人公は、当時主流だった自然主義文学に性描写が伴うことについて疑問を感じ、皮肉の意を込めて、自身の性欲の歴史を書き始める。周囲の大人の破廉恥、学生時代の男色、覚えたての自慰行為、友人と交わした禁欲の約束、そして初体験・・・

変わった作品を読みたい人におすすめ!

⑥『雁』

■偶然の重なりが招く悲しい恋の物語

発表時期  1911年(明治44年)  
ジャンル長編小説
ページ数192ページ

■作品紹介
本格的に文学活動を再会した「豊熟の時代」に発表された長編小説。これまでの露骨な自然主義文学批判から一転して、儚い恋の物語が描かれる。

■あらすじ
結婚に失敗し自殺未遂を図った「お玉」は、父親を安心させるためにめかけになった。その孤独な生活の中で、毎日家の前を通る学生に恋をし、ものにしたいと考えるようになる。ある日、千載一遇のチャンスが訪れるが、偶然の重なりによって、儚い運命を辿る・・・

1番読みやすいのがこの作品!

⑦『青年』

■小説家を目指す若者の青春小説

発表時期  1910年(明治43年)  
ジャンル長編小説
ページ数336ページ

■作品紹介
『雁』と同じく、「豊熟の時代」に発表された長編小説。夏目漱石の『三四郎』に触発され執筆された。アンチ自然主義文学の態度を示した、鴎外の最高傑作。

■あらすじ
小説家を志して上京した青年は、ある婦人との出会いによって性欲の葛藤に迫られる。婦人の誘惑を克服した時に初めて、青年に文学の道が開かれる・・・?
青年期の内的成長を描いた青春小説。

純文学好きにおすすめしたい作品!

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